カメ太

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人狼への転生、魔王の副官。ヴァイトの成長の変化が嬉しい

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漂月さんが小説化になろうサイトで連載しているもの。アース・スターノベルで書籍化とコミックアース・スターでコミカライズをされた作品です。

内容はとっつきやすいファンタジー戦記。
世界は人狼や巨人など人外の生き物が当たり前のようにいる世界。
主人公が魔王軍サイドにいます。

力関係でいえば魔物のほうが人間より強い。
ところが兵法に関して魔王軍は知識がなかった。
人間の都市があれば自由に攻め込んでいくだけ。
兵糧をどうしようとか、戦略とか一切なし。
素人目に見てもそれじゃあだめだろうと想像がつきます。

ところが今までの魔王と違って
しっかりと兵糧のことを考えて
戦略を練る魔王が出現。
その魔王を補佐しているのが主人公のヴァイト。
目指しているのは人間と魔物の共存。

物語の魅力

子ども時代のところを語らずに物語がテンポよく進む。
特徴
・価値観の違いが良く書かれている。
魔王軍のほうは強いものにしたがう。。反論が出ても自分のほうが強ければ意見を押し通せる。あとくされないのが思い切りが良い。
そんな価値観なので人間が弱いのに王様になるという考えが理解できない。
戦争は虐殺してたのがいままで。
なんで人間が従わないのかさっぱりわからない。
なぜか途中で人間に負ける。

人間側は魔物の恐ろしさが身に染みてわかってる。
家族や友人が魔物に倒されても従おうっていう考えはない。
人間側から見るとやたら兵法とかガン無視で来る魔物は怖かったろうな。
和平交渉しようにも魔王に通じない

・最小限の犠牲で戦争していく
ものがたりの1話目からなるべく人を消さないように工夫していました。人狼の腕であれば武装した兵でも相当手加減しないといけない。人間から恨みを買わないように太守のアイリアだけを追い詰めて降伏させる。若干人に犠牲が出たものの成功。その後に情報を封鎖するために人の出入りを禁止。商人から苦情が出たので全品買い上げしました。お金はたくさんかかるものの人間のうらみを買わないようにしています。

ヴァイトの率いる師団はそういう考えで活動していました。
この考えは魔王軍の中で珍しい。
都市をいかにコントロールしていくのかをみるのが序盤の楽しみ。
様々な都市に出向いてヴァイトらしい統治を進めていきます。

・考え方の違いがぶつかるのがおもしろい
宗教について
人間は宗教があります。
いくつか宗派があってなかには人狼をあがめている宗派もあるんだとか。
輝陽教なんかは多宗派の改宗を善意で行っていてかなり摩擦があるんだとか。
だれだって自分の宗派が一番だと思うからこそぶつかる。

力こそすべての魔物が説明されるからわかりやすい
魔物は種族の違いがあっても考え方は実力主義。
それ以外の考え方がわからないのでよく質問します。
その質問と答えが状況の整理に役立つ。
・主要キャラクターでも死んだりする
危機感のない戦記ものはつまらないですからね。魔王側が強すぎるので頻度は少ない。それでもあの人が死んじゃうの? というのがあって面白かった。

好きなキャラクター

・ヴァイト
人狼を率いるリーダー。
魔法が使えることと戦闘力のある人狼の生まれで強い。
転生した身なので人間の考え方が理解できる。
コモロヴィアが魔王になったときの影響で渦の一部と認識されている
モテっぷりが好き。

・ファーンお姉ちゃん

女でヴァイトの世話係。面倒見がいい。心配性で危険なことをしがちな主人公をしかってる。最近は主人公の行為がみんなのためになっているのを察してあまり起こらないようにしている。

・犬人族
かわいい。みんなご飯をたくさん食べるから食費がかかって仕方ないとか。細工職人として優秀なのに風評被害のせいで職を奪われたのに、元気いっぱい。腹黒な犬人族とかいないんだろうか。
・アイリア
初めはヴァイトにおびえていたのに親しみをおぼえるように。夏のお祭りに帰ってくるときの約束について、忙しい人に無茶な願いをしてしまってともうしわけなさそうにするのがかわいい。外堀が埋まってきてる気がする。早くヴァイトと付き合わないかな。



1話目のお試しにどうぞ。

人狼への転生、魔王の副官 - 交易都市リューンハイト攻略戦(前編)を読む