カメ太

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異世界薬局は現役学者がなろうで書いた作品【感想】

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異世界薬局は高山 理図 / Lizreelさんの作品です。MFブックスで書籍化しました。
迷信がある異世界で現代の医療技術を知っている青年が異世界転生したらどうなるのかを書いてありました。少年期から大学の先生にまでなっていますね。

高山 理図 / Lizreelの魅力

かわいい人。前にニコ生で声の出演した時がかわいかったです。視聴者がリズ先生、かわいい。と、言ったら「え。照れッ(〃ノ∇ノ)」となってました。学者さんってスピーチお手の物かと思ってたから「ありがとうございまーす」みたいな感じだと思ってたのに意外でした。反応かわいいとモテるよなーと思った瞬間です。現実だと子持ちの人妻。リア充だ!作者さんの作品を読み始めたきっかけは謙虚、堅実の感想欄で。作中のキャラクターになり切ってコメント書いていてうわぁ、と引いたのがきっかけです。活動報告にも同じように感想欄から来てた人がいたので相当目立ってたろうと思います。どんな作品を書いているのかクリックして丁寧な作品作りをしてると思いました。画像を一緒に投稿しているのを見たのは初めてだったような。高山 理図 / Lizreelでいいなと思うのは感想が毎回くること。書籍化作品ともなると感想がたくさん来ます。返信が大変だろうけど、作者さんと読者さんで文字のやり取りがあるのが好きです。

物語の魅力

・世界観

初回からメディシス家という名家にいる主人公。手に取った医術書をみると怪しげな治療法ばかり。動物のしっぽを飲むとか星占いを参考にするとか現代の知識蟻の医者から見たらとんでもない話ばかり。異世界だけあってこれで効果があるのか?と美門に思って症例から患者の治癒率を見ていくと芳しくない。中世の暗黒時代と変わらないとのこと。改善の余地ありの医療技術がわんさかある世の中だというのがわかります。世界が神術、水を出せたり火を出せたりする貴族がいるのでより神様に対する尊敬が高まりやすかったんだろうと思います。
医療技術で厄介なのは迷信があることと、医療が平民に開かれていないことです。薬師は分類が3つ。王様とその親戚の治療に専念する1級薬師、貴族専門の2級薬師。ここまでが神術が使える優秀な薬師。最後が平民が平民に出す3級薬師。平民は神術が使えない上に怪しげな薬を出しているとのこと。

 

・異世界薬局は舞台を帝国にしてあるのが上手でした。
女帝に気に入ってもらえると好きに政策をとることができるから。主人公が信頼されるまでが大変なところだけれど実力がある上に聖紋まである。女帝が政策をとって不利になる人たちに恨まれたりとリアルな人間関係が書かれてました。
・医療の知識が豊富。
病気とその対策とかよく知ってるなと思ってました。作者が、がん研究者なので詳しいんでしょう。その知識を基にしてより詳しい人に査読してもらってるからしっかりした作品に仕上がってます。 ・異世界の治療法でも役に立つこと。
初回で肺結核であることを見抜いたファルマ君は父親のとっていた方法を侮っていました。実際には父のブリュノも肺結核であることを見抜いています。なので、異世界の怪しげな方法で病気を診断できると知って見直していました。地球の医療技術だけを持ち上げるんじゃなくて、異世界の方でも工夫次第で診断できる。
・病気の対策を見ているのが楽しい。
肺結核やらペストやら。歴史上で猛威をふるった病気が出てきます。特にペストのときなんて見ててひやひやします。帝国であればファルマ君の実績から言うことを聞いてもらえるのに他国の人だと難しい。説得するのにどうするのかが見所でした。 ・写真素材が使われている
見かけない写真が使われていると思ったらストックドットフォト。有償なんだって。自分で加工ましてタイトルを入れたりしてる。小説に写真が使われるのってイメージ変わっていいなあ。

好きなキャラクター

□エリザベート2世
実力で皇帝になれちゃう国。神力が高ければたかいほど神様に認められているということで皇帝になれるんだとか。ファルマ君が自分よりはるかに高い神力を持っていることを知っておそれるでもなく決闘しような! な! とせっついてるところがかわいい。
お風呂だと大胆。
□ファルマの性格や成し遂げたこと
さいきん頑張りすぎて過労死しそう。大学で自分の知識をひろめないと。優秀な部下が育つだろうから楽しみ。
ここがすごいよファルマ君!
神術を使うのに必要な神力がずば抜けている。神力計ではかったところ上限を振り切ってしまって不明。いままでそんな人物はいなかったとのことで最大の力を持っている。転生が起こる前のファルマ君は普通の腕前だったので原因は聖紋。雷に打たれたときにできた跡が聖紋になるんだとか。
・物質創造、消去、病気が見抜ける力
物質創造は原子構造がわかっていれば何でも作れて主にお薬を作る。消去のほうは減菌で使う。病気は指を輪にすると青白い光が見えて病名が分かると白く光りだす。反対側の手で輪を作ると拡大鏡になるんだとか。医療特化!悪いことにも使えそうなのに医療技術のために使うのが主人公です。最後のは老眼に便利だな。あ、でも最後のは患部を拡大とあったので見づらい新聞を読むとかというのとは違うのか。
・肺結核で皇帝の命を救う
肺結核って白いペストと呼ばれていたんだって。昔の人はずいぶん怖がったんでしょう。皇帝も同じ病にかかっていて痛みを和らげる治療しかできませんでした。ファルマ君が病気だと判断するとたちまち改善。感染していた女帝とその家族も救い出しました。これは、惚れる。女帝がファルマ君の事を気に入るのもわかるわ。
・単レンズ式顕微鏡で病原菌の発見
仕組みは、異世界薬局を読めばわかるから割愛。レーウェンフックの顕微鏡といえばわかる人もいるのでは。当時ロバートフックの複式顕微鏡が50倍なのに対してレーウェンフックの単レンズ式顕微鏡は200倍の倍率。単式レンズのいいところは複雑な機材を必要としないで簡単に作れてしまうところ。紛争地帯や難民がいるようなところで活躍してるすごいものなんだとか。
・10歳にして1級薬師
肺結核を見抜いたことから女帝に認められました。そこから宮廷薬師になったというからすごい。これから王侯貴族の治療に参加できるということは10歳にして薬師垂涎の宮廷薬師。ねたまれそう。ついでに薬局を開くことも許可されました。題名の異世界薬局がここに誕生。世界史に残りそうなことをばんばんやってのける。
・女性の美白に貢献
?と思うかも。異世界において美白に熱心な女性は喀血をしてました。血を抜くやつです。古い血をぬくというのだけど貧血を起こして倒れる女性もいました。もっとひどいのは化粧品。美白のために水銀が混じってる。なんでもおしろいを塗りたくる女性ほど早死にする傾向にあるんだとか。この時代に美容に熱心な女性は命かけてんだな。
ファルマ君は水銀に頼らない化粧品を作ることにしました。既存製品より高品質で効果の高いものを作り出してます。帝都の平均寿命(女性貴族)のを伸ばすことに成功。女性人気も高まるだろうな。効果は絶大で「あら奥さん美肌ねえ」「そうなのー」と歩く広告塔になる女性。化粧品は塗るのと落とすのと両方ある上に消耗品。固定客をがっつりつかんでしまえばずーっと使い続けてくれる。
・黒死病を阻止
完全に阻止することは難しかった。犠牲者が出ているのがおそろしい。帝都に病原菌を持ち込んできた相手と戦っていました。流石異世界、悪霊というのがこの世界に現実sとして存在していて人間の敵になっているんだとか。神殿の神官たちが恐ろしいものと戦っているとわかったs時です。見事に悪霊とペストの脅威を退けたので作中で一番盛り上がるところでした。

 
面白いのでぜひ読んでみよう。

異世界薬局 - 序話 異世界転生 ~頑張りすぎはほどほどに~を読む

同著者ヘヴンズ・コンストラクター

異世界薬局が気に入ったら
同じ作者の作品でヘヴンズ・コンストラクターも読んでみよう。
世界観が繋がってるがわからなくても問題なし。
舞台は近未来。死亡後にバーチャルリアルティーの世界で生きられる時代。
人は死を悲しむのではなくて祝うようになった。
行政サービスで理想郷に暮らせる世界。
構築士の赤井が世界を作っていこうとする話。
10年間は外部との接触を断たれて年収4億とかいうものっすっごい怪しい匂いがする中でよく言ったなと思います。
・第一章について
赤井が構築士として神様を演じるようになってからバーチャルリアルティーの中にいる人と仲良くなるまで。服を着ていなかった民に服を作ってやったり、農業を教えたり、病気から救おうとしたりします。失うものもあれば得るものもあるということで神様をやる赤井が見てて楽しい。仮想世界の中なのになぜ人がいるのかといえばこれがAIだから。モニターで赤井を観察してくれる西園さんが使用期間だったといっているのでテスト的にロボットを入れたのかな? と想像できます。いきなり人を入れていざこざがあったらだめだもんね。入る人もAIで練習しておけば人が来た時に対応できる。疑問点としては赤井だけなぜ対応が遅れたのか。試験が厳しすぎやしないかということですかね。読んでいくと解決できます。主人公有能だよなあ。
・第二章について
観察している西園さんが戦いが起こると不穏なことを言いました。そのとおりに争いが起きて、天空神と赤井の戦いが始まります。この戦いは文明を発達させるために必要なことなんだとか。天空神のほうが文明が高いので和平を結んだ後に技術革新を一気に進めようというもの。高い文明のあるグランだで赤井は邪神あつかいされています。交渉しに行ってもそこで神様の力を封じられてしまって身動きが取れず。もどかしいまま年月が経ちました。なんとかして身動きが取れるようになっても満身創痍。グランだで信頼を得るために赤井が邪神あつかいされることになった出来事を解明します。信頼を得たところで天空神登場! 赤井と戦いが始まりました。なんでもこの天空神、公務員で構築士なんだとか。ほとんど八百長のようなバドルを追えて終了。
近未来のこともあって天候をあやつったときの反応がおもしろかった。赤井さんの世界だと天候そうさができていて、台風やハリケーンの自然災害は過去のものだって。初めて見る自然災害の予兆とかドキドキしそう。ここはロイの性格が危なくね?なんかコワイと疑問を抱かせてます。
・第三章
ここでの見どころと言ったら素民の謎が明らかになること。天空神をやっていたエトワール先輩が口を滑らせました。なんでも素民がただのAI出ないことが明かされます。病気の治験として使われていました。近未来に置いて脳の研究で進んでいないのがあって意識を失ってしまった患者さんを回復させる手立てがありません。高次脳機能障害の患者を赤井さんは世界初、回復の兆しを見せることに成功。赤井さんの下に患者さんが送られてくる話が進んでいると言われました。ここで赤井について驚きの事態が判明。ほかの構築士にマニュアルがあったのに赤井だけ使っていなかった。加えて神様になるにあたって人格調整をするのにされていなかった。西園はモニターで見ているときにわかってたが申告しなかったという謎が残ります。発言途中でモニターを切った後に懲戒免職を食らった西園さんとここでお別れ。
・第四章
西園さんが亡くなっていたことは赤井に秘密。その後はロイとスオウが高機能のAIだということが判明します。ロイについてはどのようにかんりしても暴君になってしまう。赤井は彼を暴君にさせないことができるのか? となりました。AIが暴走しないようにどうするんだろう。


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