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カメ太

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英雄《しゅやく》になれない槍使いの感想

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英雄《しゅやく》になれない槍使いがよかった
夏希のたね/笹木さくまがなろうとカクヨムで投稿した作品

みんなからたたえられて称賛されている英雄と
それになれなかった主人公の物語

未知の生命体ってわくわくしていい。
地中からひょっこりとあらわれた結晶体が光線を
発して人を襲っている設定。


元となるピラーからいくらでも結晶体が無限増殖。
5秒間隔で攻撃が来るという単純設計ながら
光線をあびると人の意識が失われて2度と目が覚めない
危険さ。

そんな中で日本は恵まれていた。
突如として出現したピラーは1つだけ。
海に阻まれて難民は来ない。
加えて対抗できる武器も生産できた。

なんでも影山という研究者が突然現れ、対抗策となる
幻想兵器を生み出したから。
怪しさ満点だけど効果は確か。
情緒豊かな少年少女だけが扱えるその武器のために
学校を設立。
特高といわれるその高校でどんな活動があったかが
書かれている。

主人公は空知宗次でネット環境がない地域で育ったんだとか。
パソコンなし、携帯なしとのことで
槍の道場で鍛錬していたとのこと。
暇さえあれば修行してたんだろう。
結構強い子です。

女の子にモテてるけどきづけない、鈍感系でした。
最後にどのキャラクターに思いを寄せるかでストーリーが分岐する
恋愛のゲームみたいな考えで物語を設定していたと作者が書いてました。

ストーリーの面白さ

・英雄の扱いについて
学校に来た初日から
幼馴染と英雄があうイベントが発生するんだ。
その横にポツンと空知宗次と友人が置かれてる構図。
ああ、タイトルの通り、英雄になれなかったってこういうことかと納得です。
学校に来たとたん、美少女の幼馴染と偶然再会とかどんだけだ。
ここまではありそうなイベント。

つづいて、主人公と英雄が審判付きの対決をすると不自然なことが起こります。
審判が英雄の負けをみとめない
英雄の取り巻きがやたら主人公を敵視する
これはなんだろう?と思います。
きちんとした対決で主人公が圧勝、英雄がその後奮起ってながれでいいと思うんですが
英雄が立ち上がって危険な技を使うまで放置するんです。
で、取り巻きはそれを大絶賛。

さっきまであんなに敵視していたのに
主人公を放置して英雄にべったり。
変な印象を抱きます。
どうも英雄は周囲の取り巻きから絶賛される一方で身近にいる特高の生徒から
どんどん嫌われていきました。
危なっかしい武器を平気な顔して振り回すんで団体で戦えないんです。
それでいて物語が進んでいくうちにテレビや新聞で英雄だけもてはやされるんで
面白くないでしょうねえ。
読んでいくと大人の思惑がわかってくるんで納得できました。

・主人公の活躍
空知宗次の活躍をどうやって書くのか?これって難しそうだと思ってました。
英雄は特高が倒せないピラーを破壊できます。核でも使わない限りピラーを破壊できないんで
英雄の攻撃=核並。
なので、歴史の陰に隠れがちなことを主人公はやってのけてます。

1英雄の無鉄砲な攻撃から生徒たちを守る
どうも最初の攻撃は広範囲にわたってしまうので主人公だけでなく、見守っていた生徒たちにも
辺りそうだったんだとか。主人公が避けないことで防ぎました。このあたりからクラスのみんなに存在を知られていった模様。

2ピラーからでた強い個体を倒す
長年ブドウをやってきた主人公。派手な能力がない槍持ちで敵と戦います。どうも日本のピラーは賢くなっているようで20面体の個体が出てきたり、奪い取った精神から武道家の技術を集めた個体をつくるようになってきました。それに合わせて強い技を身に着けていき、英雄が倒せないような敵に対応していきます。

3影山から真実を聞き対決する
ピラーがなんなのか正体は不明ながらどうして日本のだけ急に進化していくのか?影山はなぜ幻想武器を作れたのか?物語でよくわかっていなかった部分を解決していきます。作者はここが物語が分岐するところで影山との共存や戦うといった道があったとのこと。ここでは戦う選択肢を選びました。

・恋愛面
だれとくっつくのか予想が難しかったところ。
幻想武器をあつかうのに少年少女の精神が大事ということで、全国各地からあつまった生徒たち。
恋がうまれなきゃね!
物語が進んでいくにつれて空知宗次とだれがくっつくのか想像するのが楽しみになっていきました。
敵と戦闘中に危機に瀕して誰かの顔が思い浮かんだと何度か登場するんでだれだよーと思ってました。
ここで誰かを選択するとストーリーが変わる!ゲーム風のイメージだとのことでだれでも可能性があるんです。
クールな先山先輩か?同級生の陽向か?英雄の彼女か?みたいな。
先輩と恋愛はあんまり接点がないんですがデートに誘う積極性があるんで
主人公とぽんぽんと結婚まで進んでいきそう。
同級生の陽向はデートに誘われる主人公みてもんもんとしてたんで、
展開は遅そう。主人公が野獣のようになったらかわるんだろうかとか。
英雄の彼女と付き合うとか危ない展開に思えるけど、
相思相愛っていう感じじゃあないんだよね。主人公と腹黒な面を出し合っていたんで
照れる描写がみたい!すごくみたい!

などなど楽しみにしてました。
エピローグみると結婚してる?付き合ってる?
描写が観れて満足です。
あ、番外編とかで恋愛編やってほしいからもーちょっと続いてほしい。
女の子目線で書いてあると楽しいかなって!
特高でピラー憎し!の感情が空知一色になっていく様をえんえん書かれると
最高です。ご実家にいくとパソコンも携帯も通じないとのことなので
文通になるんかな。いーいーなー文通。

・伝説の武器が細かく調べられてる
すげえなあと思う。
自分、こういう作品書こうと思ったとして、
ヘラクレスの武器はー
アーサー王の武器はー
調べるの嫌になるから。
夏季のたねさんはその設定を序盤で利用までしてた。
主人公が蜻蛉切だしたら「これ実在してるじゃないですか!幻想武器ってどんな仕組みなんですか?」
と主人公に聞かせて説明させるのが上手だなーと。
1年地の授業中で説明してもいいんだろうけど
自発的に気にしてもらったほうが武器の利用で工夫するのに納得できるから
上手な書き方だなって思います。

で、物語の中で伝説上の武器、役に立つものから立たなそうなものまで
出てきて楽しい。原理として人の思念をもとにしているということで
後半は馬なんてのもでてきた。
生物はこれだけだったんだけど影山教授にはもっと頑張っていただきたかった。
リアルポケモンGO行けたんじゃなかろうか?
ピカチュウ、100万ボルトだ! 言ってみたい。

夏希のたねの魅力笹木さくまの魅力

ここがいいよ、夏季のたねさん!
・本を書くのが大好き
作家さんです。
小説があまりかけずスランプ状態になっていたときに
ファンレターを読んでまた書き始めたんだとか。
出版してる本があるようなんでライトノベル書いてるんかな。
同姓同名の人がいるんでたぶんその人でしょう。
一度書けなくなってそれでも本を書きたい!と思えるのってすばらしい。

・ファンレターちゃんと読んでくれる
ファンレターをきちんと読んでくれる当たりいい人だなーと思います。
好きな作家さんには感想文送ったほうがいいですね。
出版社に作者名と書籍名書くと届けてくれるそうです。
ただ、食べ物は食べてくんないとありました。
嵐のバレンタインチョコは残念ながら・・・・・。
紙なら腐んないからじゃんじゃん送っても平気でしょう。

・カクヨム、なろうでの同時掲載
使うメディアが1つだけっていうのも珍しくないんで
2つ投稿はうれしい。どちらを使っている人にも
知れるんでいいですね。
使う媒体が違うとページ区切りを考えなきゃいけないし、
コピペするだけでも100部ありますから手間がかかる。
単純作業ってあきるんでよくやりきったと思います。

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